昔からある商品が、ヒット商品に変わる

話題に上るヒット商品は、必ずしも新商品とは限りません。昔からある商品が、じわじわと人気を得てヒット商品になることもあります。そんな商品の一つが、洗濯石鹸の「ウタマロ石けん」です。この数年で、雑誌などのメディアに取り上げられたり、SNSでの口コミを通して認知度が高くなった商品です。
ウタマロは60年以上も製造を続けている洗濯用の石鹸です。洗濯が手作業だった時代に販売されましたが、その後洗濯機の普及で売り上げは下降しましたが、数は減っても一定の需要がありました。製造元の東邦がその理由を調査したところ、洗濯機では落ちにくい襟垢の汚れや泥汚れなど、部分洗いの石鹸として使用されていることが判明しました。東邦は販売戦略を変更し、ウタマロを部分用の石鹸としてPRすることで売上を伸ばし、ヒット商品となったのです。レトロなパッケージがかえってお洒落だと若い世代にもウケているようです。
現在では、リキッドタイプのウタマロや、キッチン用のウタマロも販売されています。